スルハル固定式のオールインワントランスデューサー
ダウンビジョン、サイドビジョン、高周波魚影探知、そしてRealVision3Dの4チャンネルを備えたチャープソナーで、まるでライブ映像のように鮮明な画像を映し出します。本製品はAHRS(エーハース:姿勢方位基準装置)を内蔵しており、船体姿勢の変動によるソナー画像への影響を抑える機能を有しています。波やうねりの中でも、または船体が旋回などの姿勢変動を起こしている間でも、クリアな画像をお楽しみいただけます。また、本製品は水温計機能も搭載しております。本製品は出っ張りの少ない流線的な形状で水の抵抗を生じにくくキャビテーションの心配もありません。
RV200&300は選定中央部に取り付ける単一タイプと、ポートサイドまたはスターボードサイドに取り付ける片舷用、1対のソナーがセットになった両舷用がございます。それぞれの製品はハルの反り上がりによる角度のズレに対応できるようアングルのオフセットが施されているため、船底傾斜部にもそのまま固定できます。ポート、スターボードの各サイドに固定されたソナーは、それぞれ左右と下方向に音波を照射し、たとえ船体が大きくヒールしたとしても水面下180度を死角なしにモニタリングすることが可能です。また、ハウジングの素材にブロンズまたは合成樹脂を使用しており、それぞれ適合するハルの材質が異なります。FRPのハルはいずれのソナーも問題なく装着して頂けますが、金属製のハルには合成樹脂タイプをお選び頂くか電蝕防止の処理を必ず行ってください。また、木製のハルにはブロンズのソナーをお勧め致します。これは木製ハルは膨張する場合があり、合成樹脂製のスルハル製品が押しつぶされて浸水の原因となる恐れがあるためです。
[パッケージ内容と接続方法]
本シリーズにはRV-200または300シリーズのソナー本体(素材や個数、オフセットアングルはモデルによって異なります)、回転防止ボルト、取扱説明書が共通で同梱されております。更に、接続ケーブル(25ピン)は以下のいずれかが含まれます。ソナーが1個の場合は付属のケーブルを多機能ディスプレイ背面のソナー用ソケットに接続します。ソナーが2個の場合はまず各ソナーからのケーブル(2m)をYケーブルに接続し、Yケーブルを8mの延長ケーブルに接続した上で延長ケーブルを多機能ディスプレイに接続します。ケーブルの長さが足りない場合は別売りにて延長ケーブルをご用意いたしております。ただし、製品を良好なパフォーマンスでお使いいただくために可能な限り延長ケーブルが必要ない状態での配線をお勧め致します。また、延長ケーブルをご使用の際は短いケーブルを何本も継ぎ足さず可能な限り接続部の数を少なく抑えて頂き、延長ケーブルの本数は2本以内に留めてください。
ご注意:Axiom/Axiom Proは対応ソナーの種類ごとに複数のモデルが展開されております。本ページに記載のソナーを使用するにはRealVision 3Dに対応しているモデルのAxiom/Axiom Proが必要になります。
- ソナーが1個の場合:8mケーブル
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ソナーが2個の場合:2mケーブル+Yケーブル+8m延長ケーブル